最近は共用部分の電力供給に電子ブレーカーを入れるマンションが増えています。電子ブレーカーメーカーにとっては一件100万円程度の大きい商売が取れますから頑張って営業している様です。お金に余裕がない管理組合は、いくらいいと言われても無い袖は振れないとなるのですが、まあその程度は何とかなるだろうと言う所では数年間で投資回収でき、その後はかなりの節約になることから、結構簡単に決定してしまいます。私が関連しているマンションでもすでに何か所か導入していますが、今年も一か所新たに導入しました。削減額は保証しませんとは言うものの、試算では電気代が2割以上安くなり、約4年で投資回収できるとの事でしたから、本当に試算通りに削減できれば良い話です。電子ブレーカーで電気代が安くなる仕組みは簡単で、電子ブレーカーの場合は契約電流を上回った場合でもすぐには遮断されず、30秒とか既定の秒数はそのまま使えるので、エレベータの様に瞬間的にしか大電力が必要でない場合は、ピークに合わせた契約ではなく、もっと低電流の契約に切り替えられるからです。設置はもう数ヶ月前に行っていますが、実際に契約を切り替えるのは今月からです。これから確実に減って行くはずなので楽しみです。
