もう一つ改竄騒ぎで消えてしまった大規模修繕談合について書いておきたいと思います。9月28日に公正取引委員会が発表したものですが、関東地区のマンション大規模修繕工事をめぐる談合に関して、設計コンサル業者2社と施工業者40社の計42社に独占禁止法違反の認定を下したのです。
設計コンサル会社の2社は今まで直接の付き合いはありませんでしたが、施工業者の中には今まで大規模修繕をお願いした会社が複数入っていました。大規模修繕はマンションの規模によっても違いますが、数千万円から数億円ほど掛かります。当然管理組合としては合見積りを取るのですが、裏で談合しているのではないかとの疑念がいつも拭えないのです。今回のニュースも正直びっくりしたと言うよりは、やっぱりと言う感じもあります。
発表された施工業者の中には大手の管理会社の工事部門も入ってますが、管理組合から見て一番怪しいのがそのような業者なのです。なにしろ管理組合の懐事情は筒抜けですし、他社からの見積りも知れてしまう立場です。かといって管理会社に依存せず、自力で見積り取ったり交渉したりはなかなかできません。そのような時に独立のコンサルを間に入れれば安心です。実際私も間にコンサルを入れて大規模修繕をしたことがありますが、非常に頼りになりました。他の組合員からはコンサルに払うお金が無駄では無いかと言う指摘もありましたが、結果的に満足できる大規模修繕を安く実施できたと思っています。
ところが今回はそのコンサルが主導して談合していたわけですから、一体何を信じて良いのか分からなくなります。この2社だけだと信じたいですが、とにかく業界全体として健全になってもらいたいものです。
