明治時代の抵当権

時々いろんな業者からこの物件買う人いませんかと言うメールが来るのですが、先日送られて来た物件の登記簿を見てびっくり。何と明治32年に設定された抵当権が残っているのです。債権額が10円となっていて利息は年1割5分です。きっともう借金は返していて、抵当権の抹消をしてないだけだと思いますが、もしこの10円を返さずに年1割5分の利息が複利で122年分溜まっているとすると8億円程になっている計算です。調べてみるとこういう明治時代の抵当権が残っているケースは結構ある様で、抹消するのはかなりの手間の様です。借金を返しただけでは自動的に抵当権を抹消してくれるわけでは無いので、都度自分でしっかりやっておかないと後々の人が大変な思いをしますね。こんな面倒な物件は誰も買いたくないですからね。

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