確定申告の準備をする時期になりました。普通の項目はただ黙々と入れて行けば良いのですが、いつも悩むのが配当所得を源泉徴収のまま放置するか総合課税にして配当控除を受けるかです。株の売却損があるときは分離課税にして配当金と相殺するのも有効ですが、今年は売却益が出ているのでその手は使えません。放置しておいた方が得か配当控除を受けた方が得かはいつもなかなか微妙なのです。もちろん超低所得の人は総合課税、超高所得の人は放置が得なのは明らかなのですが、中間位の人は地方税や介護保険料の額にも影響しますし一概にどっちが得かは言えません。今回とりあえずいっぱいあった配当金を一所懸命全部入力して所得税を計算してみました。配当所得を入れると所得が増えてしまうので累進課税が一つ上のランクになってしまう場合もあります。今回なんとぴったりと損得の境目の上の金額になってしまいました。医療控除など、もうちょっとかき集めれば境目の下になって総合課税の方が得になるかもしれませんが、今日現在の状態だと配当金は申告しない方が100円だけ安くなる計算なのです。あんないっぱい配当金の入力をやったのに全くの無駄仕事でした。あ～疲れた。
