あるお部屋は地方の会社の東京支社に勤める方がお住まいになっているのですが、地方の会社と法人契約をしています。結構大きなしっかりした会社で、安心して月末にはきちんと家賃が振り込まれてきています。ところが、どうも会社が借り上げてくれる期間に制限がある様で、契約を解除したいと言う連絡が会社の方からありました。話によると、住んでいる方は同じ部屋に住み続けたいという意思がある様で、その手続きをして欲しいとの事でした。借り上げ期間に制限があるのが一般的かどうかは知りませんが、仕方がないですね。続けて住むにしても、会社とは解約して、個人との新たな契約になるので、預かっている敷金は会社に返し、新たに礼金、敷金をもらわないといけません。間に大手の不動産屋を入れると礼金では手数料の出費が賄えず、赤字になってしまいますが、まあ退去になって新たな入居者を募ることを思えば善しとしないといけませんね。実はこの部屋は近隣の相場に比べて家賃がかなり安い状態になってしまっていたので、次の更新の時には値上げを打診してみようと思っていました。法人であれば事情も理解してくれるでしょうし、少々の値上げには対応できると思ったからです。ところが個人になるとそういうわけにもいきません。今回は前とまったく同じ条件で契約しようと思います。
