やっと終わると思っていた緊急事態宣言ですが、あと2週間の延期です。これだけ長く続いていると、経済活動を止めるわけにはいきませんから、どの業界も生き残りを賭けていろいろな工夫をして頑張っています。ある雑誌に載っていたのですが、海外旅行者向けのWi-Fiルーターレンタル業をやっていた会社が海外旅行の激減により売上が98%減になってしまったが、PCR検査ビジネスを始めて何とか軌道に乗せているというのです。一見何の関係もなさそうなビジネスですが、ルーターの貸出し返却を郵送でおこなっていたので、ルーターの代わりに唾液を郵送してもらってるだけだ、などと言っている様です。それはともかく、マンション関連業界もみんな困っています。総会が軒並み延期になったり、なるべく出席しないよう要請したりは以前も書いたことがありますが、日々の業務でも大きく影響が出ています。先日私の関係しているマンションで起こった出来事ですが、マンションのフロントでのサービスをコロナ対応で一部止めていたのですが、そのサービスを期待して借りていた賃借人が出て行ってしまったと、賃貸していたオーナーがクレームを言って来たのです。サービスを止めるときは私自身を含め多くの人が、緊急事態宣言の中では仕方ないだろうと考えていたのですが、これだけ長く続くと仕方ないでは済まされず、マンションの資産価値にまで影響することになるのです。なかなか借り手が付かないマンションの資産価値は当然落ちます。他の業界もみんな必死でコロナ対応をしているのですから、マンション業界も必死で対応するしかありません。
