理事会

昨日あるマンションの理事会がありました。ここは私が修繕委員をやっている所です。このマンションはかなりの築年数が経っており、雨漏りやら何やらで結構苦労しています。エレベータももう交換の時期ですが、お金が無いので古い油圧式のままリニューアルする事にしています。昨日はそれに関連する契約についての話が中心だったのですが、建替えに関する勉強会の第一回目も行いました。まだ建替えることが決まった訳ではなく、修繕をして使い続けて行く方向も含めて、古くなったマンションの対処方法をいろいろ勉強しようと言う主旨です。説明を聞いてなるほどと思ったのですが、実際に建替えを成功させたマンションはそれほど築年数が経ってない場合が多く、まだまだ使えそうな時期に建替えているのです。それは、建替えないとどうしようも無い程ひどい状態になってしまったマンションと言うのは、オーナーも歳を取り過ぎてもう建替えのことなど考える気力が無くなってしまうと言うのです。確かにまだ皆がちゃんと住んでいる状態でオーナーも元気なうちに話を進めないと頓挫してしまうでしょう。使えるだけ使ってあとは放置でも良い、今更お金を掛けたくないと考えるオーナーもいるかも知れませんが、住んでいる人が居る限り住める状態を維持しないといけませんから、修繕費はどんどん増えて行ってしまいます。昔流行したリゾートマンションが今そんな状態で困っている所が多いですね。そういう所は修繕にお金が掛かるだけでなく、温泉やらプールやら共用施設の維持にもお金が掛かります。今では広さに関係なく一律10万円で売りに出てたりします。同じ10万円なら広い部屋の方が良さそうですが、管理費や修繕積立金の負担分が大きくなってしまうので、狭い方がまだ売れるのです。23区内の普通のマンションであればここまで酷い事にはならないと思いますが、油断は禁物です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です