基準地価4年連続で上昇

今日国土交通省が2025年の基準地価を発表しましたが、全国全用途平均の上昇率が1.5%でした。東京圏での海外からの投資マネーの流入がけん引役となったと言われてますが、そろそろ限界が来ているのではないかと感じています。自分で住むために気に入った所を買う人はお金に余裕があれば幾ら高くても買えば良いのですが、投資として買う分には限度と言うものがあります。今までの様にどんどん価格が上がっている状態であればインカムゲインに期待できなくてもキャピタルゲインに期待することができたのですが、ここまで上がってしまうと、今まで通りには期待できません。

今売りに出ている物件でも、最初強気に出したものの頻繁に価格改定しているものが目立ってきました。いまちょっと見てみたのですが、利回りの低い物件から見てみると、1.3%、1.9%、2.0%、2.2%、2.4%などの物件があり、2%どころか1%台まであります。これが何十億円のタワマンのペントハウスと言うならまだ理解できますが、そこら辺にある普通の30平米ワンルームを8000万円以上で売ろうと言うのですから笑っちゃいます。月13万円でしか貸せない部屋が8000万円なのです。これが1憶になったり1.2憶になったりする可能性があるならまだ良いですが、それはもう難しいでしょう。まあ一応出してみただけだと思うので、本気で売る気なら下げて来ると思います。

とにかく早く正常化されないと不動産業界も健全な経済活動ができなくなってしまいますね。特殊なお客さんに特殊な物件を売る仕事だけが残る事になると残念です。

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