2月から進めていた土地売買の仲介が今日やっと決済が終わり終了しました。仲介手数料は法律で売買価格の3%+6万円が上限となっているのですが、大体どこも上限いっぱいの仲介料を請求します。でも、内容によって不動産屋の手間は全然違うので、売買価格だけで決まるのは変だな~といつも思います。都心部の投資用マンションなどで、売主も買主もローン無しで現金決済で、しかもオーナーチェンジだったりすると、部屋も見ないで資料だけ作ってハンコ押して、あとは司法書士さんよろしくで終わりです。まあ正確に言うと売主側は管理会社から管理規約などの資料や管理費や修繕積立金など状況をもらったり(1~2万円取られます)、ちょっと役所に行って周辺の土地や道路の状況を調べたりはありますが、買主側はほとんど何もありません。買う方だってマンションの場合そんな細かいことは気にしません。これで3%+6万円取るのは暴利ですが、これが一戸建てになると手間がぐっと増えます。隣地との境界とか、上水道下水道ガス管などの引き込みとか、調べることがぐんと増えます。そして売主にローンが残っていたり、買主がローンを使って買う場合は、これまた手間がグ~ンと増えます。これでちょっと郊外だったりすると価格は都心マンションより安くなりがちなので3%+6万円じゃあやってられない、となってしまいます。司法書士さんなどは手間が掛かる案件であれば手間に応じた手数料を貰えば良いのですが、なぜか不動産仲介は手間は関係なく、売買価格だけで決まってしまうのです。なんとかならないものでしょうか。まあ手間が掛からない案件は安くすれば良いだけなのですがね。ちなみに今回の案件は少々手間は掛かりましたが商売抜きの案件なので激安です。