先週はまた2か所で理事会がありました。別のマンションで印鑑押しの仕事もあったので、なんだかんだと忙しい週でした。私にとっては総会シーズン真っただ中なので、まあ仕方のないことですが。先週の2つはどちらも結構築年数が経っているので、問題点も多いのです。いろいろと修繕関係の議論をしないといけないですし、どうしても修繕積立金が不足気味になっているので、値上げの議論なども出てきます。一つの方は、修繕積立金の増額は必須と言う状況ではあるものの、同時に建て替えに向けた勉強会もしています。このまま修繕をして使い続けるか、思い切って建て直すかの選択なのですが、だんだんと建て替えをする際の具体的イメージが見えるようになってきました。どの位の追加費用を払えばどの様な部屋が手に入るのか、などの数字も凡そ分かってきました。確かに結構な追加費用が掛かるのですが、自分で専有部分をフルリノベーションしても大きな費用が掛かるので、建物全体が新しくなる方がずっと魅力的です。ただ、建て替えに要する何年間は住んでいる人も貸している人も自腹で耐える必要があります。一方で、建て替えた場合の部屋の時価がどの位になるかも今回大体わかってきたので、一時的に耐えれば明るい未来が開けてくる印象もかなり強くなりました。いずれにせよ、80%以上の賛同を得ないと建て替えはできませんから、いろんな事情を抱えたオーナーさんのそれぞれに説得力のある説明ができないといけません。私自身は建て替えそのものには賛成なのですが、追加費用を払わずに現状のまま時価で買い取ってもらうという選択をする可能性も捨てきれません。家賃は立地と面積で大体決まってしまうので、追加費用を払った分だけ家賃を増やすわけにもいかないのです。それに建て替え中の何年間は家賃が入ってきませんし。まあまだ全然決める必要は無いのでゆっくり考えますが。