今日また総会がありましたが、これが今年最後の総会です。実は先々週にも一つあったのですが、急用のため出席できませんでした。
今日総会のあったマンションは毎年結構多数の組合員が出席して、活発な議論が行われていました。ところが今年はコロナのせいで参加を控えることを勧める様な案内が配られたり、いつも週末に行われるのに今年は平日の5時から開かれるとかのために、参加者が非常に少なったのです。管理会社は独立系の最大手で、意図的にシャンシャン総会で済まそうと思っていたとは思いませんが、委任状+議決権行使書で、参加者が何を言おうが全ての案件が決議される事が決まっていたので、参加した者としては少々不満が残ります。
一番呆れたのは、来期の予定として長期修繕計画の策定と言う件があり、管理会社に54万円で依頼する事になっていたのです。前回の大規模修繕からまだ5年程しか経ってませんし、ここで建物診断の様な詳細な調査をしても意味が無いですし、そんなことをしなくても設備の経年数を見れば長期修繕計画を立てる程度の事はできます。次の大規模修繕は5年以上後だと思うので、今詳細の調査をしても、結局その時また詳細調査をする事になります。このタイミングで54万円掛けて詳細の建物調査をする意味が分かりません。
まあここは毎年輪番制で理事が交代するので、管理会社に勧められたら、ああそうですか、と了解してしまうのでしょうね。以前私がコンサルしたマンションでもそうでしたが、管理会社は厳しい管理組合に対応するのに時間もお金も使うので、楽な管理組合からはなるべく手を抜いてなるべく多く収入を得ようとします。会社経営としては当然です。管理組合としては言うべきことは言い、楽な管理組合だと思われてカモにならない事が大事です。